ラブドリームハピネスはすぐそこに 〜RAMPAGEに導かれ〜

 この頃世間(極狭世間)では空前のランぺ沼落ちブログムーブメントが起こっているので、どうせなら私もこの波に乗っかりどのようにしてランペ最高!Jr.EXILE最高!ラブドリームハピネス!な人間へと成長したのか、そのきっかけを記録しておこうではないかと思った次第であります。

私だってまさかこんなにLDHにハマるなんて思ってもいなかったよ。高校生の頃カラオケで友達が歌っていたEXILEのI wish for you、当時は無の感情で聞いていたのに今では毎朝のアラーム音だしLDHの安寧を思って泣ける。という具合で言いたいことがありすぎてめちゃくちゃ長くなりました。本当はアイドルオタクの視点からランペおよびLDHを好きになって驚いたことなども書きたかったけどおさまるはずがなかったので諦めました。それはまた機会があれば。 

・始まりのハイロー

・転機:ザワ

・KENTA KAMIYAに矢を放たれた話

・Jr.EXILEはいいぞ

・おわりに

の5部構成です。いや長すぎ。

 

・始まりのハイロー

遡ること2016年秋、マジでLDHとは無縁のオタク生活を送っていたあの頃、TwitterのTLで「どうやらハイアンドロー(通称ハイロー)というLDHのヤンキー映画がたいそう面白いらしい」という情報を得た。LDHのことはよく知らないし怖いが、そんなに面白いなら見てみるか〜という軽い気持ちでオタク仲間を誘って映画館へ。まさに衝撃。当時ハイローに出演しているLDHキャストではTAKAHIROと岩ちゃんさん(うっすら)しか知らなかった私がエンドロール中生まれて初めて「興奮で手が震える」という現象に陥るほど、その圧倒的なキャラクターたちとアクション、美術、音楽、疾走感、そしてツッコミどころの多さ、その全てをひっくるめたハイローエンターテインメントに魅了されてしまった。映画館を後にしながら興奮のあまり声のでかさを抑えられない我々はこれでは周りに迷惑がかかると小雨が降るなかテラス席に座り、しっとり濡れながら止まらぬハイローの感想をぶつけ合った。

そんな風にしてハイローと出会った私だったが、その後はハイローのサントラを聴き込んだり新作映画が上映されれば観に行ったりするようになるものの、LDHの各グループまでは食指が動かずあくまでハイローが好きなオタクとしてとどまるのだった。

 

・転機:ザワ

時は経ち2019年秋、ハイローの新作ドラマ及び映画が上映されることは知りつつ「ハイロー本編じゃないし、新世代もわからんし、別に観なくても良いかな〜」とスルーするつもりだったのがまさに私が「ここまでされた」ハイローザワースト・通称ザワ。渋る私の思い腰を上げたのはTLに流れてきた泣くオタクも黙る小田島有剣だった。(サムネ左から2番目)

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そのあまりのビジュアルに、これはなんだか観たほうが良さそうだぞ…というということで映画館へ向かう。その結果、村山さんかわいい!轟かわいい!小田島最高!あと主人公の花岡楓士雄もハイローには今までいなかった陽の巻き込み型主人公でハッピーなかわいさがありよかった!というのが最初の感想で、その後しばらくは村山と轟、小田島のことで頭がいっぱいだった。

なんとか村山たちの映像の破片を摂取したいという思いで、ザワの主題歌的ポジションだったTHE RAMPAGEとやらのSWAG&PRIDEなる曲のMVをYouTubeで再生してみる。

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おっ!司がおるやん!きみボーカルだったんだね!もう1人のボーカルはザ・LDHな風貌!最近のLDH (GENERATIONSのこと)はかわいいプードルみたいな子とイカつめのマッチョをあえて組み合わせることでファン層を増やしかつマリアージュを楽しむ戦法をとっているし、このグループもそれを受け継いでいるんかな!ん?もう1人いますね?ボーカル3人?え、、、おや、、、、?キミ、、、、、どこかで、、、、、?あれ、、、、、、、、もしかして、、、、、、楓士雄ちゃん、、、、、、、?ハッピーわんこ花岡楓士雄ちゃん、、、、、、、、、、???いやいや待て待てあのニコニコ楓士雄ちゃんが?この日本刀のごとき切れ味を放っているアンニュイカリスマお兄ちゃん?しかも堂々のセンターじゃん!王じゃん!聞いてないです!!!

と、このようにしてお名前しか存じ上げなかった川村壱馬さんがいかにカリスマ的存在であるかを完全に理解した私は「あの花岡楓士雄ちゃん」と「この川村壱馬さん」を確かめるためにもなんとしてでもザワをもう一度観に行くしかなかった。上映終了も間近だった当時、オタク友人2人を平日朝に突然「今夜はハイアンドローです」と呼び出し華麗に2回目のザワを終えた私の全身は「花岡楓士雄かわいい!!!川村壱馬すごい!!!」という楓士雄への愛で満ち満ちていた。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEへの扉が開いた瞬間である。(なおその日ゼロ知識でザワを浴びた友人2人も見事に落ちた)

 

突然出会った沼の気配には警戒して挑む性質なので、何もはじめっからランペの谷底へと転落したわけではない。まずはYouTubeでMVを見たり、アルバムをダウンロードして聴いてみたりと、楽曲に触れるところから始まった。余談だがハロプロもジャニーズもサブスク未解禁の鎖国状態なので、サブスクでたくさん曲が聴けるとはなんという幸せなことだろうか。

さて、まず言いたいのはTHE RAMPAGE、曲がめちゃくちゃ良い!HIPHOPもラテンもNew Jack Swingも、どれも彼らのグループカラーに合っていてかっこいいし、たまにあるCan’t say goodbyeのようなポップな曲もかなり良い。そしてボーカル3人のそれぞれの良さがあることは大前提として、私はとにかく川村壱馬さんの歌声が好きだ。これまでの人生で聞いてきた歌声の中でトップクラスに好きだ。思えばハイローにハマった当時、前述したサントラを何度も聴いていたがその中ですごーく耳に残る歌声の人が1人いた。それこそが川村壱馬さんだったのだ。数年越しに答え合わせができたことにより、こうしてランペに興味を持ち始めたことへの納得感も増した。

2019年11月〜12月には年末の大型歌番組にランペが出ることを知り喜んでいる記録があるため、心の距離はかなり近づいていた模様。ただ、メンバー16人のうち当時判別できていたのはおそらく7、8名ほどで、ボーカル3人と、初期からハイローに出演していた「龍」と「たかひで」、あとは歌番組に出演していたときにトークをしていた「海青」と、その後ろにいてなんかちっちゃくてかわいかったので覚えた「岩谷しょうご」と「しょうへい」だったように思う。

横アリでのザワ応援上映横浜アリーナ応援上映をするという狂ったイベント。アーティストによるライブつき。)は映画館でのライブビューイングもあったものの、ハロプロのほうでどうしても外せないコンサート*1のライビュがあったので断念。2回目のザワを一緒に観に行った友人2人はこのライビュを観てランペへの熱も上がったようだった。

 

そんな中、私が完全にランペを好きになってしまうイベントが2019年年末に発生する。上述の2人との、定例開催オタク合宿である。泊まり込みで円盤を見たりプレゼンをしたり、とにかくひたすらオタク的な何かをする合宿なのだが、この時のメインイベントはずばり友人がついに手に入れてしまったTHE RAMPAGE from EXILE TRIBE  LIVE TOUR 2019  THROW YA FISTのライブ映像を観るというもの。

このライブ映像がまた、超〜〜〜〜〜〜〜〜〜良かった。壮大なオープニング映像から、ババーンとメンバー16人が長い花道に一列に並んで登場する姿にめちゃくちゃ興奮した。1人ずつデザインが異なる赤い衣装がかわいく、その衣装で歌い踊るFandangoからのLA FIESTAはもう最高。ステージ上にあるカメラの周りを囲んで踊る図は少クラで見たこともある楽しいやつ!そして爽やかな曲調になった瞬間のメンバーの表情の綻びがかわいい。他にも、Knocking knockingでの岩谷さんに悲鳴をあげ、タンクトップ引きちぎり芸に思わず手を叩いて笑い、壱馬さんのソロラップでのカリスマ性に「生まれ変わったら川村壱馬を崇拝するJKになる」と決意した。後半の盛り上げ曲ゾーンではメンバー同士が楽しそうに戯れる様子がたくさん映っておりかわいい……愛おしい……の気持ちが溢れ、アンコールのMA55IVEパートでは歌いたいパフォーマーがこうして歌える機会がちゃんとあるのは優しくて良いな〜とほっこりした(ほっこりするような曲ではない)。

なお、この時友人たちとメンバープロフィールを参照しながら見ていたものの「いつき」と「まこと」の区別がどうしてもつかず、どちらかが映るたびに「ピンポーン!これはまこと!」「これはいつき!」と答えるいつきまこと早押しバトルが同時開催されていた。ただ混乱したのはいつきとまことくらいで、その他のメンバーは見た目が特徴的なおかげか意外とすんなり覚えられた。ライブ映像に大満足し、即さらなる詳細プロフィールをリサーチ。「沖縄出身の2人は幼馴染でハイサイコンビというらしい」「かずまさんはまことを寵愛しており、その様子をかずまこというらしい」「アー写のりきやさんは1992と書かれたヘアバンドをしているのに1992年生まれじゃないってどういうことなの」「いつき、3つ子らしいよ!?」3つ子のいつき、この日一番の衝撃。

そして翌朝、早速インスタのストーリーでリアルタイムの新鮮なかずまこを浴び、「かずまこ」の存在を確信して新年を迎えることとなる。

 

・KENTA KAMIYAに矢を放たれた話

正月休みはメンバーのブログを延々と遡ることに費やされ、これまでのwebのインタビュー記事や動画を漁り情報収集をする日々が始まる。かずまさんおよびかずまこへの「燃え(MOE)」 を原動力にランペへの道を歩み始めた私だが、2月にはこのように供述している。

ハイサイの2人、なんか良いじゃん…?沖縄出身だからか、独特のグルーヴ感があるというか……(沖縄文化に夢見る人間)。とはいえ、メンバー16人もいるのにそれぞれみんな魅力があって仲も良さそうで、困っちゃうほど本当にみんなかわいい。推しを1人に絞るなんて酷なこと、永遠にできない気がする………とアルティメット箱推しコースかと思われた状況で、「その日」は突然やってきた。彼らのファーストツアー、GO ON THE RAMPAGEのライブ映像である。

グループの解像度もかなり上がったころに円盤を購入したものの、ちょっと前のツアーだし、みんなおぼこすぎてTYFほどテンション上がらないかもしれないナ〜などと思いながら再生ボタンをぽちり。ホールはやっぱり見やすい!みんなちょっと若いし、年少メンバーはまだまだ少年の面影が強いわね〜という感想を抱きながら見始め、そして5曲目のDream On。そのラスサビ、「♪時は前にだけ流れてゆくから」の神谷健太。これです。

ここでカメラに抜かれた神谷健太さんが、ステージライトを浴び汗を流しながら心から楽しそうに、真っ直ぐに客席を指したその一瞬、私の中の時が止まった。大好きなアニメ スタミュの一曲に「ターンを切る瞬間 汗が夢に届く」という歌詞があるが*2、その歌詞が思わず頭を過ぎるほど、真っ直ぐ伸ばした彼の指先から「今この瞬間が楽しい!」と叫ぶような感情が放たれ、テレビ画面を見つめる私の心を貫通して、ずっと先にある彼の夢へと続いているように思えた。

すでに円盤が手元にある方は、ぜひこのDream Onで一度神谷健太に注目してみてください。ずっと楽しそうに踊ってるんだよ………キラキラに眩しく………ほんとにさ………。

ということで、この一瞬で神谷健太にズギュンと射抜かれてしまったのでした。でも本当にありがたいことに、彼のダンスも、歌も、自由な考え方も、沖縄育ちな空気感も、かわいいひらがなしゃべりも、運動神経の抜群さも、エンターテインメントへの真摯さも、自分のことが好きなところも、人それぞれ違いがあることを前提に思考して話してくれるところも、楽器も演技もできるところも、好奇心旺盛なところも、デジタルに疎いところも、なんだかんだ面倒見が良いところも、綺麗好きなところも、料理するところも、コマ回しが上手いところも………と挙げればキリがないほどに好きになってからもどんどん新しい好きな一面が出てくる。特に彼のダンスは見ていて気持ちが良く、自分流に崩して踊るからか「振付を踊ってる感」が薄くて彼がリズムを感じて身体を動かしたいままに踊っているような身体の使い方が大好きだ。以前何かのインタビューで「私生活の動き全てがパフォーマンスに現れるんですよ」と彼自身が言っていたがまさにその通りで、彼の一挙手一投足の動きの流れがダンスと一体となっているように感じる。(あくまで素人目の話です)

あととにかくキャラデザが好き。神谷健太のキャラデザが天才。好きな二次元キャラが服着て歩いとる。*3

 

・Jr.EXILEはいいぞ

私がここまでランペおよびLDHを好きになった大きな要因、今のJr.EXILEが面白すぎる!

Jr.EXILEとは、ジャニーズでいうJr.とは異なりデビュー済みの若手グループ4組の総称で、活動歴の差はあれど年齢もだいたい20〜30歳という同年代が集まっている。私はとにかく事務所内群雄割拠な状況が大好物なオタクなので、先輩・後輩関係はありつつ同年代、スクール時代からの人間関係もあり、そしてそれぞれのグループカラーが明確、かつどのグループも曲が良いという今のJr.EXILEの状況はもうヨダレものなのです。

ランペの曲を聴き始めた頃、このMVを見た私は「どうして早く教えてくれなかったの!!!」とTwitterで喚き散らかした。

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これはBATTLE OF TOKYOというJr.EXILEのチームが架空の未来都市超東京でリアルとバーチャルがうんたらかんたら……メンバーのアバターができてアニメや小説にも展開されてなんとかかんとか………といういまだによくわからない壮大なプロジェクトなのだが、その先駆けとして公開された楽曲とMVはJr.EXILEの4グループが総当たりの「VS」形式をとったもので、これが本当によくできている。4グループそれぞれが得意とする曲の特徴を、1対1でぶつけたり混ぜたりすると確かにこういう曲になる!という感動と面白さがあり、事務所内群雄割拠大好きオタクとしては「まさにこれを求めていた!!!」的バトル曲だった。

その楽曲のあまりの良さからBATTLE OF TOKYOの存在は確実に私をランペにとどまらずJr.EXILE全体を好きになるきっかけとなった。特にアルバムの最後に収録されているLDHのアンセム的楽曲(だと私は思っています)「24WORLD」は、聴いているうちに自分の身体を宇宙が駆け巡っていくような、勝手に人類の歴史を走馬灯してしまうような、そんな圧倒的な壮大さがあり、その快感を得るために2020年狂ったように再生し続けた一曲である。私もはやくYoungでpoorでもfabulousならokayになりたい………。

24WORLD

24WORLD

  • provided courtesy of iTunes

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こうしてJr.EXILEにズブズブになっていた2020年7月、LDHの2019→2020カウントダウンライブの円盤が発売され、もちろん購入。ランペもバリもファンタもかわいい!ほかにも普段見る機会が少なかった事務所アーティストの方々を見れたり、三代目さんのすごい人気を実感したりしながら、トリはEXILEEXILEのメンバーが登場した瞬間、全身鳥肌がたった。オーラが違う!霊圧が違う!ここにいるのは紛れもなく「スター」!それまでの人生でテレビでなんとなく見るだけだったEXILEのメンバーなのに、同じEXILE TRIBEの下の世代からゆっくり見ていくことで、テレビのスタジオではなく福岡ドームという大きな会場にいることで、こんなにも大きく力強く輝いて見えるのか。そして2曲目のI wish for youをパフォーマンスするEXILEを見ているうちに、自然と涙が込み上げた。私が今愛しているRAMPAGEおよびJr.EXILEのみんなは、この大きなEXILEという存在に魅せられて、こんな風になりたくて、この人たちを目指してずっと頑張っているんだなと、その歴史と想いをひしひしと感じた。私のプレゼンによって同じようにJr.EXILEにハマった地元の友人に後日このカウントダウンライブを見せたところ、I wish for youで突然「みんなこれを目指してきたんだね」とまったく同じ理由で泣き始めたのでめちゃくちゃ笑った。LOVE DREAM HAPINESS…

 
 
 
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・おわりに

2021年から有観客のライブが開催されるようになり、先日EXILE TRIBEのドームツアー、RISING SUN TO THE WORLDへ行ってきた。2年前はほとんどわからなかった出演者たち、今では全員わかるし、披露されたどの曲も好きで何の曲がかかっても最高に楽しい。ザワに出会ってランペを好きになった私の、この1年半の総まとめのようなライブだった。あまりに楽しすぎて(あとシンプルに曲数が多すぎ)帰り道はヘロヘロになってしまった。

歳を重ねるにつれ、新しい何かを好きになることにも体力を使うようになった。もともとオタクだったのに最近は昔好きだったものを振り返るばかりで新しいコンテンツにハマりきれないことがアイデンティティを失ったようでつらいと言う友人もいる。その気持ちもすごくわかる。だからこそ今こうしてランペが、LDHが、私を夢中にさせてくれていることをすごく嬉しく思うし、私自身も疲れないように自分のペースでこれからも彼・彼女らを長く好きでいたい。

  

*1:カントリーガールズラストライブ。外せるわけがない。

*2:team鳳「星屑ムーブメント」

*3:とか思ってたら最近本当に二次元キャラになってしまった。好みすぎる助けて。