26歳を迎える重岡大毅が素敵な理由

という題*1ですがほぼ一万字インタビューの感想。(筆が遅すぎて誕生日が近づいてしまった)

 

 

 

自分のことを主人公だと信じて生きている人間がいったいどれほどいるのか。確かに自分の人生は自分のものなので、自分は自分の人生の主役ではあるけど、なんとなく主役と主人公はイコールではないような気がします。宇多田ヒカル椎名林檎による「二時間だけのバカンス」の冒頭に「物語の脇役になってだいぶ月日が経つ」という歌詞があって、この部分に私は現実を突きつけられた気持ちになりました。え!やっぱり私の人生も、後半(割合的には大抵2/3)は他人のための人生なの?と。でもこれって、自分を主人公だと信じていたら意識もちょっと変わるのでは?

ということが、重岡くんの一万字インタビューを読んでまず考えたことです。

 

私は彼のいちファンとして、彼のことをよく「圧倒的主人公」と表現しますが、まさかそれを本人が強い意志で自覚しているとは思いもよりませんでした。さらには「自分が主人公だから最後は必ず勝つ」とまで言い切るほどの自信を好きな人が持って生きているってなんて頼もしく嬉しいことか。

アイドルグループのセンターポジションってだいたい、ポンと真ん中に置かれてしまい磨かれていくひとと、自ら周囲をかき分け真ん中へ踊りでてくるひとの2パターンに分かれますが、今回のインタビューで重岡くんが答えた「(立ち位置のような)せまいセンターの意味じゃなくて、ジャニーズWESTの熱い部分、ド真ん中の魂みたいなもんは俺」という言葉はそれらをひっくるめた全ての答えな気がして、それを言葉にしてもらえたことにすっきりしました。

 

そのほかに印象的だったのはファンサについての「ファンのひとに永遠に残る一瞬みたいなのを残したい」という一言。

もともとオタクに甘くないアイドルを好きになりやすい性質なので重岡くんがぜんぜんファンサをしないのはまったく気にしておらず、それよりも「俺!今!楽しい!!!」という声が聞こえてくるようなキラキラした彼の姿が見られればそれが私にとっての最高のファンサだなと思っていましたが、彼が私たちに届けたいものの受け取り方としてそれは間違いじゃなかったんだと確認できました。重岡くんが放出するエネルギーが我々の一瞬を永遠に感じさせてくれる...。

 

 

この頃のインタビューでは、今年8月に配信スタートした重岡くんと神山くんの主演ドラマ、NetFlix宇宙を駆けるよだか」にちなんで内面と外見について話していることが多いです。その中で「(外見がいいのは大事ではあるけど)僕は、いつでも"いい顔つき"でいたいって思う。」というとあるインタビューでの発言がもう、身体に刻んで一生読み返したいほどに好きな言葉でした。 

 「いい顔つき」という定義は曖昧とはいえ、これまた私が言いたかったことをズバリ指してくれています。アイドルオタクがよく言うよというのはごもっともですが、なるべく他人の外見・容姿に対しては良い悪いという評価ではなく、好きかどうかで伝えたいという想いがあります。今回の重岡くんの「いい顔つき」という言葉は、まさに生まれつきの顔かたちの良さだけではなくそのひとの顔に表れた内面を褒める言葉で、この表現があったか!という気持ちとこんな素敵な言い回しをしてくれる重岡くんを好きになって良かった〜!と嬉しさから家中を駆ける私。

 

デビュー前は「猫を被っていた」と本人も言うほど現在の姿からはちょっと想像がつかないほど完ぺきキラキラアイドルだった重岡くん、この"いい顔つき"の部分が当時の重岡くんと今の重岡くんの違いなんだろうな。私はデビュー前の重岡くんもとってもキュートで好きですが、より生き生きしているのは今のほうに見えます。きっと彼のポジティブな表情は彼の心が動いたとおりに表れていて、それはとても健康的なこと。健康第一が彼のモットー。

 

いつもはおふざけばかりで何もわかっていない、知らないような顔をしておきながら、こんな言葉を言えるあたりやっぱり重岡くんは全て理解していて自分の内に固めているものがあって、でもそれをなかなか見せてくれないのがまたニクくて好き...

 

本当のところ彼がどんな人間かというのはもちろん知る由もなく(わからないままでなんら問題はない)それでも彼が見せる「重岡大毅」を私はとても尊敬しています。

今回のツアーで披露したピアノ、本人曰く「ずっと練習していた」とのことでしたが、直近で使う予定がない技術を事前に練習しておくって私がやりたくてもできないことで、ほんと、そういうところ、そういうところね...(説明をサボるな)

 

重岡くんは26日で26歳になりますが、いつも何歳かわからなくなるような年齢にとらわれない若々しい人間力に溢れています。もっとたくさんのひとにこの重岡くんという素敵なひとを知ってもらいたい...ファンはそう願うばかりです。そして猛スピードで眩しいほうへ駆けてゆく太陽のような重岡くんが残す、飛行機雲のキラキラバージョンみたいな煌めき生命エネルギーをこれからも私に分け与えてください。26歳、ますます楽しい嬉しいことが待っていますように。

 

 

 

 

 

余談

私はグループ内重岡くん関連コンビでは藤井流星氏との同期しげりゅせコンビが特にお気に入りです。「年末の忘年会で、酔った流星に溺れるナイフが良かったからお前は芝居でいけとしつこく言われた」というさりげないエピソードがかなり好きで、というのもお芝居が好きで俳優業を頑張りたいとドラマに次々出演している藤井流星にそんなことを言ってもらえることが重岡くんは嬉しかっただろうし、藤井流星の心の広さだったりよく言われる鳥の目だったりも感じられて大変良いです。自分が頑張りたいと思ってる道をメンバーとはいえライバルにも勧められるのって、良い関係だなと思います。

宇宙を駆けるよだかの重岡くんの演技、たくさん良い評価をいただいていますが、実際にその評価に十分値する素敵な演技だったと私も思っています。これからの重岡くんの俳優業もますます楽しみです。

 

 

 

*1:写真集のインタビューより。私はこのテーマが大好きです。